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英検準1級の一次試験を突破した皆さん、おめでとうございます。しかし、二次試験であるスピーキングテスト(面接)は、一次試験とは求められる能力が大きく異なり、多くの受験生にとって最後の難関となります。特に、社会性の高いトピックに関するナレーションや質疑応答は、高度な英語力と論理的な思考力が試されます。
本記事では、英検準1級二次試験の合格を確実にするための「3つの戦略」を、採点基準と照らし合わせながら具体的に解説します。この戦略を実践することで、CSEスコア512点(合格基準)を超えるための具体的な道筋が見え、自信を持って本番に臨めるようになるでしょう。
合格の鍵はCSEスコア512点!英検準1級二次試験の概要と採点基準
英検準1級の二次試験は、面接委員との対面形式で行われ、約10分間の間に以下の要素が評価されます。
試験の流れと構成:ナレーション、質疑応答、アティチュード
二次試験は、以下の流れで進行します。
1.入室・着席:面接委員との簡単な挨拶。
2.問題カードの受領:4コマのイラストが描かれた問題カードを受け取る。
3.黙読(1分間):イラストの内容を理解し、ナレーションの構成を考える。
4.ナレーション(2分間):イラストの展開を説明する。
5.質疑応答(No.1〜4):ナレーションの内容や、イラストに関連した社会性の高いトピックについて、面接委員と意見交換を行う。
6.問題カードの返却・退室:自由会話を経て退室。
合格ラインと配点:CSEスコア512点/750点
英検準1級の二次試験は、CSEスコア750点満点中、512点以上が合格基準とされています1。素点(点数)での合格ラインは公表されていませんが、一般的に38点満点中22点程度が目安とされています2。
配点は以下の通りです3。
| 評価項目 | 素点(目安) |
| ナレーション | 15点 |
| 質疑応答(No.1〜4) | 20点(各5点) |
| アティチュード(態度) | 3点 |
| 合計 | 38点 |
評価される4つの観点:「内容」「構成」「語彙・文法」「発音・流暢さ」
ナレーションと質疑応答は、以下の4つの観点から評価されます。
| 観点 | 評価のポイント |
| 内容 | 課題で求められている内容(イラストの描写、質問への応答、意見など)を網羅しているか。 |
| 構成 | 話の展開が論理的で、聞き手に分かりやすく構成されているか。 |
| 語彙・文法 | 準1級にふさわしい高度な語彙や複雑な文法構造を正確に使いこなせているか。 |
| 発音・流暢さ | 発音が明瞭で、自然な速さと間で、よどみなく話せているか。 |
【戦略1】ナレーション対策:論理的な「構成力」と「語彙力」で高得点を狙う
ナレーション(2分間)は、イラストの展開を説明するパートであり、「内容」と「構成」の配点が高いと推測されます。
求められる能力:イラストの内容を論理的に説明する構成力
ナレーションでは、単にイラストの内容を英語にするだけでなく、4コマのイラストに隠された社会的な問題や教訓を読み取り、それを論理的なストーリーとして再構築する能力が求められます。
対策のコツ:テンプレートを活用し、時間内に過不足なく説明する
2分間という制限時間内に、4コマすべてを過不足なく説明するためには、事前にナレーションの構成テンプレートを用意しておくことが極めて有効です。
| 構成要素 | 目安時間 | 役割 |
| 導入 | 10秒 | イラスト全体のテーマを提示(例:This story is about…) |
| 第1コマ | 20秒 | 状況設定と問題の発生 |
| 第2コマ | 30秒 | 問題の展開、登場人物の行動 |
| 第3コマ | 30秒 | 状況の変化、解決への糸口 |
| 第4コマ | 30秒 | 結末、教訓や感想 |
| まとめ | 10秒 | ストーリー全体の簡単な総括 |
この時間配分を意識し、各コマで必ず「原因→結果」の論理的なつながりを明確にすることが、構成点で高得点を取る鍵です。
語彙・文法力の強化:準1級レベルの接続詞と表現を使いこなす
ナレーションの質を高めるためには、準1級レベルの高度な語彙と、複雑な文構造を使いこなす必要があります。特に、話の流れをスムーズにする接続詞や接続副詞を意識的に使用しましょう。
使用すべき接続詞・接続副詞の例:
•展開: Subsequently, Meanwhile, In the meantime, Later on
•原因・結果: As a result, Consequently, Due to, Therefore
•対比: However, On the other hand, Nevertheless
これらの表現を適切に使うことで、「語彙・文法」と「構成」の両方で高い評価を得ることができます。
【戦略2】質疑応答対策:自分の意見を「論理的」かつ「流暢」に伝える
ナレーション後の質疑応答(No.1〜4)では、ナレーションの内容や、イラストに関連した社会性の高いトピックについて、受験生自身の意見や考えが問われます。
求められる能力:社会性の高いトピックに対する深い考察と即座の応答力
準1級の質疑応答では、環境問題、教育、テクノロジー、社会倫理など、社会性の高い抽象的なトピックが頻出します。単なる賛否だけでなく、多角的な視点からの考察と、それを即座に英語で表現する応答力が求められます。
対策のコツ:PREP法(結論→理由→具体例→結論)で回答を構成する
質疑応答で論理的な構成を保つためには、PREP法(Point, Reason, Example, Point)を意識して回答を組み立てるのが効果的です。
1.P (Point):まず、質問に対する結論を明確に述べる。
2.R (Reason):その結論に至った理由を述べる。
3.E (Example):理由を裏付ける具体的な事例やデータを挙げる。
4.P (Point):最後に、もう一度結論を強調して締めくくる。
この構成を頭の中で瞬時に作り上げる練習を繰り返すことで、「内容」と「構成」の観点で安定した高得点が期待できます。
応答の流暢さ:沈黙を避けるための「つなぎ言葉」を準備する
「発音・流暢さ」の観点で減点されないためには、沈黙を避けることが重要です。質問に対してすぐに答えが思いつかない場合でも、「I need a moment to think about it.」や「That’s an interesting question.」といった「つなぎ言葉」を使い、考える時間を作りながらも、会話の流れを途切れさせない工夫が必要です。
沈黙を避けるための「つなぎ言葉」の例:
•Well, Let me see, That’s a good point
•To be honest, In my opinion, From my perspective
【戦略3】アティチュード対策:満点(3点)を確実にする「積極的な態度」
アティチュード(態度)は3点満点と配点は小さいものの、満点を確実に取りやすい項目であり、合否を分ける重要な要素です。
アティチュードの評価基準:「積極性」「声」「反応」の3つのポイント
アティチュードは、以下の3つの観点から評価されます3。
1.積極性:語彙が少なくても、伝えようとする努力が見られるか。
2.声:適切な声量、発音、アクセントで話せているか。
3.反応:質問にハキハキとよどみなく答えているか。
対策のコツ:アイコンタクト、声量、姿勢で自信を示す
アティチュードで満点を取るための対策は、英語力そのものよりも、面接官とのコミュニケーションに対する積極的な姿勢を示すことです。
•アイコンタクト:面接官の目を見て話す。
•声量:はっきりと、聞き取りやすい声で話す。
•姿勢:背筋を伸ばし、落ち着いた態度で臨む。
これらの非言語的な要素は、あなたの「伝えようとする意欲」を面接官に伝える上で非常に重要です。
質問が聞き取れなかった時の対処法:「Pardon?」でハキハキと聞き返す
質問が聞き取れなかったり、内容が理解できなかったりした場合は、沈黙するよりも、ハキハキと聞き返す方が高評価につながります。
聞き返す際の表現例:
•Pardon?
•Could you please say that again?
•Could you please rephrase the question?
重要なのは、「I don’t know」と諦めずに、最後までコミュニケーションを続けようとする姿勢です。
まとめ:合格を確実にするための直前対策と心構え
英検準1級スピーキングテストの合格は、高度な英語力と戦略的な対策の組み合わせによって達成されます。
最も重要なメッセージは、二次試験は「英語の知識テスト」ではなく、「コミュニケーション能力のテスト」であるということです。
本番では、【戦略1】で準備したナレーションの論理的な構成、【戦略2】で鍛えた質疑応答の流暢さ、そして**【戦略3】で磨いた積極的なアティチュード**を最大限に発揮してください。日々の練習で、過去問や予想問題を用いた模擬面接を繰り返し、本番を想定した時間感覚と緊張感に慣れておくことが、合格への最後の後押しとなります。
免責事項: 制度や情報は変更される可能性があります。最新情報は必ず公益財団法人 日本英語検定協会などの公式サイトで確認してください。
[1] 英検®準1級に受かるには?合格点・レベル・問題・学習時間を徹底解説. ESL club.


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